北関東や新潟県の計器メーカーを対象に、自動車のインパネおよびヘッドアップディスプレイや自動車・バイクの計器に使われるダイカスト部品の販売を担当。完成品は国産車だけでなくドイツ高級車にも搭載されている。
就職活動の当初は業界を絞っていなかったのですが、徐々に商社に魅力を感じていきました。海外を飛び回ってお客さんと交渉したり、色々な企業と協力して一から製品を立ち上げるといったバイタリティーあふれる仕事のイメージがふくらんだのです。金属の知識はゼロでしたけれども、配属後のOJTや、月に1回の若手社員研修など教育の機会も多く、成長できたと思います。
必ず起きるトラブルの解決には
普段のコミュニケーションが重要
日々の業務では、悪いニュースほどすぐに上司に報告するようにしています。実態をありのまま相談できるのは、私の上司が失敗を責めることなく、親身に問題解決方法を一緒に考えてくれるからです。
現在の主な担当は、自動車のスピードやルートをフロントガラスに映すヘッドアップディスプレイという最新装置に使われるアルミ部品です。自動車の技術競争は激しいので、いまの材質に満足せず、より大きくより軽い部品を造れる金属や強化樹脂に着目してメーカーにPRしています。今後は、衝突防止装置や電気自動車化の進展に対応した製品にも力を入れたいと思います。
見えにくい製品や仕事にも
人の役に立っているとの喜びが
ヘッドアップディスプレイは視線の移動を減らすことで事故防止や快適性向上に効果があります。自分が扱う部品が使われた車が街を走っていると、自分の仕事が社会に貢献していると実感します。
自動車は世界的な産業なので、国内にとらわれず海外にも目を向けて、我々がまだ知らない技術力のあるメーカーを探すことが必要です。中国の工場を見学した際、品質管理に課題があるように感じました。それを改善するための指導や情報提供も、商社の役割の一つです。営業マンと品質保証の指導者が一緒になって、日本のものづくりのルールを伝えられればと思います。
世界に通用する
自動車部品の「目利き」を目指したい
自動車部品は人の命に関わる製品だけに、製造を始めるにも、難しい条件をクリアしなければなりません。経験を積んで、「自動車部品を頼むなら浅川」と言われる存在になりたいと思います。
高校からラグビーを始め、いまは毎週日曜に、所属する群馬のクラブチームで練習や試合をやっています。時には東北への遠征などもあります。激しい競技なので、試合の翌日は体が痛かったり、疲れで階段を上るスピードが遅くなることもありますけれど、やはり勝った時の喜びは格別です。