入社後しばらくは、ステンレスの丸棒や板などの販売を中心に担当。現在、主に扱っているのはアルミニウムの押出形材で、カーエアコンなど自動車の空調機器はじめ電装部品に使われ、世界中の車で利用されている。
大学のサークル活動で色々な人やものと関わることが楽しかった経験から、就職活動でも、新しいものをはじめ様々な商材を扱う商社に魅力を感じました。子供の頃からロボットや飛行機に興味があったので、その素材である金属を扱う仕事は面白そうだとの思いもありました。文系出身ですが、今後は現在の仕事を発展させて、金属材料のスペシャリストになりたいと考えています。
時間がかかってできない時も見守り
何度も教えてくれた上司がいる
社長が新人に「5年間は修業だから、結果を気にせず頑張れ」と話したことがあります。若手にも権限が与えられますが、すぐに成果をということでなく、ある程度長い目で見てくれます。
いま担当しているメインは自動車空調機器の部品となるアルミニウム押出材で、世界中の車で使われています。取引でいつも頭にあるのは、お客様が当たり前のように買っているものに対して違うアプローチができないかということ。別の材料のほうが削りやすいとか、あの仕入先ならもっと安く買えるとか、こちらの提案力でお客様の当たり前をより良くしたいと思っています。
材料メーカーの担当者と仲良くし
知識や経験を深めていくことも大事
業界動向は新聞やネットだけではわかりません。情報はメーカーに集まるので、何が開発されているかなど担当者との雑談からキャッチする場合もあります。日頃の人間関係づくりと勉強が大事です。
仕事で大事にしているのが「スピード感」です。新人時代、受注に自分なりのスピード感で対応したところ、お客様から「すぐ欲しいのに届かない」とクレームが。それ以来、何に関しても素早いレスポンスを心がけています。それと相手への「敬意」。販売先や仕入先あっての商社ですから、売ってやる、買ってやるという意識ではなく、「おかげさまで」と思うようにしています。
商売抜きで情報を展開し
お客様に感謝されたことも
以前、ある仕入先で火災が起き、大きな影響が出そうとの情報を入手しました。それを、商売に関わりなく、懇意にしているお客様にすぐお知らせしたところ、「どこよりも情報が早かった。ありがとう」と言っていただきました。そうした感謝の言葉をもらう時に仕事のやりがいを感じます。
旅行が趣味で土日の休みには少し遠出をして楽しんでいます。歴史に興味があるので、伊勢や奈良に行ったり、近くだと川越で江戸情緒を味わうなど、暇を見つけて色々なところを訪れています。取引先にも、旅行好きの方や私の旅行先が出身地の方もいたりして、旅行をきっかけに思わぬところで会話が弾むこともあります。